世代や国境を越えて多くの人に親しまれている絵本。絵本には自然や科学を題材にしているものがたくさんあります。そのような絵本を活用することによって、いつもとは違う科博の楽しみ方や、自然科学に興味をもつきっかけをご提供できるのではと考え、本展を企画しました。

本展であつかうテーマは地球を舞台にくり広げられてきた生命の進化。約38億年前に出現したとされる最初の生きものから現代まで、その進化がとぎれることなく続いてきたから私たちヒトやさまざまな生きものが地球上に存在します。遠い祖先から続く進化の道のりをめぐる“旅”にでませんか?

展示概要

企画展名称 企画展「絵本でめぐる生命の旅」
開催期間 2019年12月17日(火)~2020年2月28日(金)
開催場所 日本館1階 企画展示室、中央ホール
開館時間 午前9時~午後5時
*金曜・土曜日は午後8時まで。
*入館は各閉館時刻の30分前まで
休館日 毎週月曜日(月曜日が祝日の場合は火曜日)および12月28日(土)~1月1日(水・祝)、ただし2月17日(月)は開館
入館料 一般・大学生:630円(団体510円)
高校生以下・65歳以上:無料
*常設展示入館料のみでご覧いただけます。
主催 国立科学博物館

アクセス

独立行政法人国立科学博物館
所在地 東京都台東区上野公園 7-20
お問合せ (ハローダイヤル) 03-5777-8600
国立科学博物館アクセスマップ

チラシダウンロード

展示室で使われている主な絵本

① 『せいめいのれきし』
バージニア・リー・バートン 文・絵、岩波書店、LIFE STORY by Virginia Lee Burton. Copyright © 1962 by Virginia Lee Demetrios, renewed 1990 by Aristides Burton Demetrios and Michael Burton Demetrios.
絵本表紙
② 『ながいながい骨の旅』
松田素子 文、川上和生 絵、講談社、Illustrations © Kazuo Kawakami
絵本表紙
③ 『わたしはみんなのおばあちゃん はじめての進化のはなし』
ジョナサン・トゥイート 文、カレン・ルイス  絵、岩波書店、 GRANDMOTHER FISH: A CHILD’S FIRST BOOK OF EVOLUTION by Jonathan Tweet, illustrated by Karen Lewis、Copyright © 2015 by Grandmother Fish, LLC d/b/a Jonathan Tweet Studios
絵本表紙
④ 『とりになった きょうりゅうのはなし 改訂版』
大島英太郎 作、福音館書店、Illustration © Eitaro Ohshima
絵本表紙
⑤ 『ダーウィンの「種の起原」 はじめての進化論』
サビーナ・ラデヴァ 作・絵、岩波書店、CHARLES DARWIN’S ON THE ORIGIN OF SPECEIS、Retold and Illustrated by Sabina Radeva、Copyright © 2019 by Sabina Radeva
絵本表紙
⑥ 『いのちのひろがり』
中村桂子 文、松岡達英 絵、福音館書店、Illustration © Tatsuhide Matsuoka
絵本表紙
⑦ 『13800000000ねんきみのたび』
坂井治 作・絵、光文社、 © ROBOT
絵本表紙

イベント情報

講演会「進化の絵本で生命の謎を解く」

生物学者の福岡伸一さんをおむかえして講演会を行います。
講演者:生物学者/福岡 伸一
司 会:標本資料センター コレクションディレクター・本展監修者/真鍋 真

会場 国立科学博物館 日本館2階講堂
日時 2020年2月16日(日) ※終了しました
10:00~12:00(受付開始9:30)
定員120名
申込方法 事前申込制(WEB申込)
申込方法の詳細はこちらをご覧ください。
応募者多数の場合は抽選になります。
※2020年1月26日(日)締切
対象 小学生以上
備考 常設展示入館料は別途必要です。
(一般・大学生630円、高校生以下・65歳以上は無料)

ディスカバリートーク ほうさんちゅうって何だろう

放散虫は海をただよう小さな生き物です。その化石が絵本になりました。不思議なかたちを楽しみながら、放散虫の研究について 紹介します。
地学研究部/齋藤めぐみ
※スペシャルゲスト:新潟大学/松岡 篤 先生

会場 国立科学博物館 日本館1階
日時 2020年2月16日(日) ※終了しました
11:00~11:30、13:00~13:30
受付中央回廊で、始まる15分前から受け付けています。(先着順、予約はできません) 定員15席。定員を超えた場合は立見となります。
備考 同じ内容で2回開催します。テーマにより時間が短縮、延長されることがあります。詳細は当日受付でご確認ください。
どなたでもご参加いただけます。小学校高学年以上に合わせた内容です。

ギャラリートーク

本企画展の監修者が展示解説をします。
標本資料センター コレクションディレクター/真鍋 真

会場 国立科学博物館 日本館1階 企画展示室
日時 第一回:2019年12月24日(火)
14:00~14:30 ※終了しました
第二回:2020年1月10日(金)
18:30~19:00 ※終了しました
備考 どなたでもご参加いただけます。時間になり次第開始します。途中参加、退出は自由です。
事前申込不要(直接会場へお越し下さい)
※常設展示入館料は別途必要です。
(一般・大学生630円、高校生以下・65歳以上は無料)

展示のみどころ

科博で新しい絵本体験!?

ウグイスの剥製7つの絵本から選んだ場面をつないで化石やはく製などの標本とともに展示を構成。絵本の世界が展示室に広がり、標本とともに生命進化の歴史を楽しみながらたどれます。

魚からヒトへとつづく進化を実感

ディプロカウルス(両生類の化石)本展では特に魚類から私たちヒトへといたる約5億年間の生命進化の主なできごとをわかりやすく解説。私たちの遠い祖先から続く生命のつながりと、私たちの体のなかに残る進化の歴史を感じてみてください。

もっと知りたい人のために・・・

キッタリア(きのこ類)科博が行っている調査・研究や、関連する常設展示を紹介するコーナーもあります。もっとくわしく、もっと広く知りたくなったら、企画展示室から常設展に足をのばしてください。

新しい絵本との出会いがあるかも!

生命の進化や自然科学に関係する絵本を100冊以上集めた読書コーナーを設けます。なつかしい絵本と再会したり、新しいお気に入りの絵本との出会いがあるかもしれません。日本語以外の言語の絵本もご用意しています。