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平成23年度 国際博物館の日 記念事業 博物館・動物園セミナー 上野の山でネズミめぐり
国際博物館の日の記念事業として「3館園連携事業」を実施します。今年度は「ネズミ」を切り口として様々なアプローチを行い、新しい博物館や動物園の楽しみ方を提案します。
博物館と動物園が一箇所に集まっている上野だからこそできるユニークな「3館園連携事業」です。
日時 平成23年5月15日(日)9:00〜14:20
会場 恩賜上野動物園・国立科学博物館・東京国立博物館
対象 中学生以上30名 
なお、応募数が定員を上回った場合は抽選で決定
(抽選時には、16名まで中・高生を優先扱いとします。)
参加費 1,000円(資料代、昼食代、飲み物込み)
※「上野のれん会」加盟レストランの協力により特製弁当を準備します。
スケジュール
9:00 恩賜上野動物園 正門前集合 受付・集金
9:20〜10:20 「テーマ:生きたネズミの観察」
恩賜上野動物園 動物解説員 小泉 祐里
10:20〜10:45 恩賜上野動物園から国立科学博物館へ移動
10:45〜11:45 「テーマ:野ネズミ類の形と生態」
国立科学博物館 動物研究部 川田 伸一郎
12:00〜12:40 昼食 国立科学博物館講堂にて
12:40〜12:55 国立科学博物館から東京国立博物館へ移動
12:55〜13:55 「テーマ:トーハクのネズミ」
東京国立博物館 教育講座室 神辺 知加
14:00〜14:20  まとめ、質疑応答、アンケート記入など
14:20 東京国立博物館の館内にて解散
内容
「テーマ: 生きたネズミの観察 」恩賜上野動物園
解説−動物解説員 小泉 祐里

アカネズミ
とかく嫌われがちな長い尾は、いったい何のためについているのでしょうか?形と使い方をじっくり観察してみましょう。その他、目鼻立ちから足の指や爪にいたるまで、小さなネズミを大きくクローズアップして見ていきます。手のひらサイズの体にめいっぱい隠された、生きるための工夫を探ります。ここでの観察は、後の二つの博物館での学びにつながっていきます。
「テーマ:野ネズミ類の形と生態」 国立科学博物館
解説−動物研究部 川田 伸一郎
アカネズミ仮剥製標本
ネズミのイメージといえば、ゴミをあさるドブネズミなどから想像するものが多いかもしれませんが、彼らは本来森の住人です。日本には20種のネズミ類が生息しています。今回はこれらのネズミたちを紹介すると共に、国外に住むネズミの仲間(齧歯 類)の様々な形態とその暮らしの多様性について紹介したいと思います。土を掘るネズミ、大地を駆けるネズミ、様々な暮らしに適応することによって、哺乳類の約半分とも言われる膨大な種数に多様化した彼らの歴史を見てみましょう。
「テーマ:トーハクのネズミ」 東京国立博物館
解説−教育講座室 神辺 知加

鼠草子 江戸時代
大切な穀物を荒らすネズミは嫌われることが多いのですが、その反面、古代から神話の中にも登場し、日本人にとってとても身近な存在として親しまれてきました。昔の絵巻やお皿にはとても愛らしいネズミが描かれています。きっとネズミの小さな目鼻や動きが人々をひきつけたのでしょう。東博では、そんな昔の絵巻やお皿を見ながら、人間のお姫様と結婚する120歳のネズミや七福神の1人として知られる大黒天のお使いである白ネズミのお話をします。
申し込み 参加ご希望の方は往復ハガキに
(1)行事の名称「上野の山でネズミめぐり」 
(2)参加者の氏名(フリガナ)
(大人は1枚1名まで、中学・高校生どうしであれば1枚2名まで記入可)
(3)職業/学年・年齢
(4)住所
(5)電話番号
を書いて、下記の宛先にお送りください。
[宛先]
〒110-8711台東区上野公園9−83
恩賜上野動物園 教育普及係「上野の山でネズミめぐり」係
[問い合わせ]
電話03-3828-5171
※当日、取材が入る場合がありますので、ご了承願います。
※申込みに際して収集した個人情報につきましては、本事業にのみ使用し、終了後は速やかに破棄します。
締切 平成23年4月23日(土)当日消印有効