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生物多様性シリーズ2010
生物多様性とは
「生物多様性」とは、あらゆる生物種の多さと、それらによって成り立っている生態系の豊かさやバランスが保たれている状態を言い、さらに、生物が過去から未来へと伝える遺伝子の多様さまで含めた幅広い概念です。
地球環境を考える3つの多様性
地球上には多種多様な生物種が生活しています(種の多様性)。同じ種でも、もっている遺伝子は個体ごとに異なります(遺伝子の多様性)。数多くの生物が様々な環境でお互いに関係をもちながら、多様な生態系をつくっています(生態系の多様性)。「生物多様性」とは生物の多様なありさまを一言で表した言葉です。この言葉は、温暖化やオゾン層の破壊など地球規模の環境問題への関心が高まった1980年代に生まれました。まだ社会に十分に定着していませんが、これからの地球環境を考えるための重要なキーワードです。
生物多様性には、レベルが異なる3つの概念が含まれている 遺伝子の多様性 種の多様性 生態系の多様性
やります!かはく!
2010年は国連が定める国際生物多様年です。10月には名古屋において生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)が開催されます。この生物多様性についての節目の年に、国立科学博物館では展示をはじめとする様々な事業を展開し、生物多様性の意義や重要性についての普及活動に積極的に取り組みます。
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