サイエンスフェスタ
ステージ22009年11月20日から11月29日

静岡大学 光が拓く未来社会
静岡市・浜松市にある国立大学。6学部、8研究科、1研究所の総合大学として、東海地方の教育・研究機関の中心地として活躍している。
映像科学 高柳健次郎氏胸像
「光」と「ものづくりと人」をキーワードとする静岡大学の先端研究とその成果。

みどころ

映像科学のはじめ「高柳健次郎によるテレビ開発」〜テレビから技術・産業・文化へ
浜松高等工業学校(現・静岡大学)の高柳教授によるテレビジョン開発からその後の発展。
先端光画像科学が創る未来技術
「21世紀COE」「知的クラスター創成事業」などの最先端研究成果(高ダイナミックレンジカメラ、瞳孔マウスなど)の紹介。
光が育む農産物の新展開
農学部が取り組む新たな作物栽培方法や、農業による地域再生などを紹介。
「プロジェクトX」〜やらまいか精神が生んだ静大発の技術者たち
NHKの番組に登場した高柳教授と静大卒業生15名(12テーマ)の技術者たちを紹介。また、「ものづくり」をテーマとして、全日本学生フォーミュラ大会出場車両やロボットなどを展示。
関連常設展示:「高柳式テレビジョン」は 地球館2F「近代化の成果」
京都工芸繊維大学 エコの未来をデザインが拓く 科学と芸術の融合・エコをデザイン
京都市にある工科系の国立大学。バイオ、材料、情報、環境から造形・デザインまで、ものづくり中心の幅広い教育研究を行っている。
フラクタル構造の日よけ ウッドデッキ
上:自然の樹木と同じ機能を持った、フラクタル構造をデザインした日よけの一部です。
下:学生が設計したウッドデッキが、展示会場に登場します。
シェルピンスキーの森の中で「バイオベースマテリアル」、「エコロジー」を体感してください。

みどころ

20世紀は石油の時代だといわれてきました。しかし21世紀は、エコロジーに根ざしたバイオマスの時代だといわれています。京都工芸繊維大学のバイオマスから作るプラスチック(ポリ乳酸)研究の一部を、「ウッドデッキ」と「シェルピンスキーの森(日よけ)」など、環境にやさしいデザインとともに紹介します。

20世紀はどんな時代か?
バイオマスから作るプラスチック
 〜ポリ乳酸〜
ポリ乳酸の製造技術
ポリ乳酸の製品紹介
石油の時代からバイオマスの時代へ〜エコの未来〜
関連常設展示:環境にやさしい化学に関する展示は地球館B3F「物質を探る」
熊本大学 極限を制御せよ!衝撃エネルギー科学や熊大マグネシウムが拓く未来
九州の中心に位置する国立大学。再春館から250年、五高から120年の歴史を誇る。エイズや発生医学など、先端的な研究を行っている。
水中プラズマ マグネシウム合金
パルスパワーによる水中プラズマ
右上:KUMADAIマグネシウム合金
衝撃エネルギー科学や熊大マグネシウムって何…? 「極限」に挑む熊本大学の先端研究を一挙公開!

みどころ

衝撃エネルギー科学とは?
身近にあるエネルギーを瞬間的に凝縮して超強力なパワーとして作用させる方法や応用を研究しています。
「パルスパワー・プラズマ」の世界
プラズマや衝撃波を用い、ガン治療や殺菌、食品加工、環境などへの応用を目指しています。
「衝撃・超高圧・超重力」の世界
超高圧や超重力を発生させる仕組みや新物質の合成について紹介します。
「爆発と衝撃波」の世界
衝撃波による金属の接着や、食品を衝撃波で柔らかくする「爆衝レンジ」などを紹介します。
「超合金KUMADAIマグネシウム」の世界
2001年に熊本大学で開発された、軽くて・強くて・熱にも強いマグネシウム合金を紹介します。
関連常設展示:エネルギーやマグネシウム、新物質に関する展示は地球館B3F「法則を探る」「物質を探る」
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