ホーム 法人情報 調達に関する情報 随意契約一覧 医学関係資料一式
医学関係資料一式
  • ■件名
    医学関係資料一式
  • ■契約担当役の氏名
    上野喜代人
  • ■契約締結日
    2010/11/22
  • ■契約の相手方の氏名及び住所
    有限会社機巧堂
    大阪府寝屋川市仁和寺町31-54
  • ■契約金額(支払見込額)
    12,600,000円
  • ■随意契約の理由
    本資料は、江戸時代(一部に明治初期資料の可能性がある)における歴史的な医学関係資料の一式であり、医学関係書籍類2点と、江戸時代に使用された手術道具などの器物資料からなる。
     本医学資料には、江戸時代の医学における記念碑的な書である『解体新書』が含まれる。状態はあまり良くないが、国立科学博物館には所蔵がなく、市場的にも希である。また1627年の『医学伝書』は、国内でも最古級の南蛮流医学の皆伝書であろうと思われる。江戸時代初期の南蛮流医学の実態を知る上で、国内にも数少ない稀覯書である。またそのほとんどを占める手術道具など器具類は、西洋流、漢方、和蘭折衷など、多様な種類が含まれ、また状態も非常によい。国内には、このような器具類が一部の伝世品をのぞいてほとんど失われており、当時の医療の状況を知る上できわめて貴重な資料となる。
    「人体模型」は、当時の引き札(チラシ・ポスター)に見られる医療店の看板的な役割を果たしていた人形とも思われるが、管見の限り、国内にはただ一つである。
     本資料は、江戸時代の医学資料としてきわめて価値が高く、また国立科学博物館の展示資料としても、江戸時代の蘭学、医学知識や医療技術がどのようなものであったかを見学者に分かりやすく示すことのできる、得難い資料である。
     これらの資料は、機巧堂が所有している。よって、独立行政法人国立科学博物館会計規程第14条第1号により、同社を契約の相手方として選定するものである。
  • ■再就職の役員の数
    0人